最近よく家族で百貨店の催事に出かけます。
目当ては地方物産展で普段は手に入りにくい地元の名産品です。物産展以外にも百貨店の催事は季節に合わせたイベントも多く、母の日や父の日などのテーマにあった品々が揃っているのは買い物する側にとっては助かります。いろいろなブランドを歩きまわる必要がないですから。。。
催事イベントといえば、当社のお取引先さまもバレンタインのイベントで催事に出店されていました。
今回はそんな大イベントが一日に集中してしまうがゆえのメーカーさんの出店装飾の悩みを解消した話をご紹介します。
目次
- バレンタイン商品を全国販売!統一販促を展開したいが百貨店催事場は仕様がさまざま…
- 『糊残りがしない』〜レンタル品や使い回したい備品もあり、現状復帰が絶対!
- 『貼りやすさ』。店舗スタッフでも簡単に貼れる、貼り違えても修正が出来る?!
- 『貼る場所を選ばない』。たくさんのロケーションで貼る事ができるのは・・・
- まとめ
バレンタイン商品を全国販売!
統一販促を展開したいが百貨店催事場は仕様がさまざま…
バレンタインの店舗装飾でハート型のシールを全国共通で貼るとのことでシール作成のご相談を受けました。
ハート型シールは毎年デザインが変わるのと、バレンタインの後すぐ次のホワイトデーに切り替わる現場もあったので、貼る盤面の素地を痛めず、自分達で貼って剥がすことが出来るシールを探されていました。
ただし、全国各地およそ100箇所の百貨店催事場で展開するので、貼るロケーションは様々です。
貼りたい場所もパネル、ショーケース、壁面、什器腰巻・・など様々で、ましてや同じ販促ツールでも各百貨店によって素材が違う可能性もあります。当然ですが事前に全てのロケーションで検証することも到底不可能でした。
以上を踏まえ課題となるポイントは3つありました。
『糊残りがしない』『貼る場所を選ばない』『貼りやすさ』です。
糊残りがせず、貼る場所を選ばず、貼りやすいシートとは・・・?材料を選んでみました。
1.ゲルポリシート
貼れる場所:ガラス/鉄/アクリル/ポリエステル/塩ビ/PP/アルミ等の平滑面
※ 曲面への吸着は不向き、ザラザラ・凹凸がある面はNG
2.貼ってはがせる吸着シート
貼れる場所:ガラス/鉄/アクリル/ポリエステル/塩ビ/PP/アルミ等の平滑面壁/パネルなど
※ ゲルポリほどではないが、ザラザラ・凹凸がある面はNG。糊(のり)ではないですが長時間の貼り付けで、糊残りする可能性はある
3.PiTAシート
貼れる場所:ガラス/鉄/アクリル/ポリエステル/塩ビ/PP/アルミ等の平滑面/塗装壁 /クロス壁/木/窓/コンクリートなど
※ 静電気で着いているので凹凸がある面、屋外ではNG
上記の3種類が弊社がいつも提案している「貼って剥がせる・糊残りがしないシート」となります。
それでは課題一つ一つを検証・クリアにしてこの3つの中から素材を選んでいきましょう。
『糊残りがしない』〜レンタル品や使い回したい備品もあり、現状復帰が絶対!
約1か月間の催事後、シールを剥がしたあと、糊残りは絶対NG。
理由としては借り物の什器であることや、すぐ次に控えるホワイトデーのハート・来年以降のハートなどハートシールを差し替えてそれ以外の備品は使い回しをしたいかったかだからです。
貼った後の糊残りがしないという基準ですと1~3のどのシートでも基準はクリアします。
『貼りやすさ』。店舗スタッフでも簡単に貼れる、貼り違えても修正が出来る?!
ただ単に貼って、その後糊残りしないというだけでは課題クリアとはいきません。
貼るのは店舗スタッフの方々、中にはシートを貼ったりしたこともない素人の方もいらっしゃいます。
例え小さいシールでも正しい場所に一発で綺麗に貼るなんて、ちょっと難しいですよね。糊のシートでは貼り間違いで、剥がす際、素地に糊が残ったり素地が破れたりするケースもございます。
万が一貼り間違えたり、貼り直したい場合でも基本的には1~3どれも貼り直しは可能です。ただし、貼りやすいという条件ですと3のPiTAシートが一番貼りやすいかもしれません。
なぜなら、静電気でくっつきますので、スキージ(ヘラ)もいりませんし、シートを剥がさず動かすだけで位置の修正もできるからです。
『貼る場所を選ばない』。たくさんのロケーションで貼る事ができるのは・・・
これが一番のポイントとなる『どんな場所でも貼れる』シートはどれかという選定です。
冒頭でも話しをしましたが、想定される限り貼る場所はパネル、ショーケース、壁面、什器腰巻・・など様々ですし素材も各施設により様々です。
そこで私が提案させて頂いたシートはPiTAシート。基本的にはPiTAシートは静電気で着くので屋外がNGだったり、空調にあたると(風の影響で)剥がれてしまうという可能性もあるのですが、正直1と2では平滑な面しか着かないので壁や紙製パネルなどには着かない可能性もあります。
その点、PiTAシートは基本的にはどんな壁面でも素地を選ばず付着することができます。
特に壁面は施設によって本当に様々ですので、PiTAシートであれば基本的に静電気で付着するので多少ザラザラがある面でも問題なく貼ることができます。
まとめ
PiTAシートの場合は屋外はダメだったり、人が簡単触ったりしたらNGなど規制もありますが、今回のように屋内の短期間使用かつ様々な売り場ロケーションで使いたい場合には最適です。もっとPiTAシートを詳しく知りたいという方はこちらをご覧ください!
店内のあらゆる壁に誰でもカンタンに貼れる素材があるって知ってた?
SHIMSADE
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