こんにちは
2018年の正月から趣味でルービックキューブを始めて、現在1分ちょいで6面を揃える
まどかのデザイナー兼イラスト担当のオチハナオです。
ルービックキューブをすごい勢いで回して練習しているのですが
その手元を見ている時に、以前当社のスタッフに言われた言葉をふと思い出しました。
「手のイラストが難しくて描けない」
分かります。
仕事でイラストを描いてる立場の人間ですが激しく同意です。
手は本当に難しい。
長さが微妙に違う指が5本もある上にそれぞれに関節があるという構造の複雑さに加え、
シーンによってそれぞれの指の動きや角度が変化するという激ムズな素材。
それが「手」です。
私もこれまでに様々なシーンのイラストを描いてきましたが、
その都度「あれ?この場合の手はどうなるんだ?」と、
鏡に手を映してみたり、スマホで手の写真を撮ったりして、
試行錯誤しながら手を描いてきました。
ドラえもんのような丸い手でOKならそれでいいのですが、
やはりある程度の手のイラストは描けないと困ることが多いです。
そこで、私の経験から独断で判断して、
「とりあえずこの手が描けるようになれば色々と捗ると思うよ」という、
使い勝手がいいおすすめの「手」をご紹介したいと思います。
題して「手のイラストはこれが描ければなんとかなるランキングTOP3」です。
目次
- 第3位 やはり基本の「ひらいた手」
- 第2位 色々な形に応用できる「にぎった手」
- 第1位 かなり使い回せる「つまむ手」
- まとめ
第3位 やはり基本の「ひらいた手」
手のイラストの基本の形です。なので使えるシーンはとても多いです。
そして「この手が描けるようになったらこの手も描けるはず」の応用編がこちらの3つ。
ほぼ同じ書き方で描けると思います。
指の根元あたりに横棒を引くと手の平側に見えます。
これらの「ひらいた手」が描けるようになれば、なんとかなっちゃうシーンの一例がこちらです。
手の基本形なので、「手をどうしようかな…」と困ったら
とりあえず「ひらいた手」にしておけばいいと思います。
第2位 色々な形に応用できる「にぎった手」
グーです。ドラゴンボールの戦闘シーンでよく出てきます。
手の平側から見たグーを基本形とします。
「にぎった手」は応用力が高いのですが、例えばこちら。
他にも指を2本立てればピースになる等、色々な手の形に応用できます。
そしてこれらの「にぎった手」でなんとかなるシーンが例えばこちら。
何かをにぎっていれば当然使える手ですが、何もにぎっていなくても、特に男性のイラストの場合、困ったらとりあえず「にぎった手」にしておけばサマになります。
第1位 かなり使い回せる「つまむ手」
4本の指を伸ばして揃えている手の形です。
指先を頂点とした三角形っぽい形にするとそっとつまむ感じが出ます。
挿絵の場合、何かを持っているケースがとても多いので、今までに一番よく描いている手の形だと思います。
この「つまむ手」でなんとかなるシーンが例えばこちら。
他にも使えるシーンは多々あると思いますが、困ったらとりあえずこの「つまむ手」にして、シーンに合った物を何か持たせておけば、イラストの表現力がよりアップすること受け合いです。
まとめ
今回紹介した3つの手をベースに応用編まで描けるようになれば、かなりのシーンがなんとかなると思うので、ぜひ練習してみてください。
逆に言うと、今回出てきた手の形をベースにしてイラスト全体の構図を決めてしまえば、いちいち手で悩むことがなくなり、その分早くイラストを仕上げることができます。
ただし「君が描く絵はいつもこの手だよね」とワンパターンを指摘されることもあるので、他の手も練習した方がいいのは言うまでもありません。精進しましょう。
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