こんにちは!ゲルポリ子@TAKIです。
5月某日こんなメッセージをいただきました。
「壁のないエリアを借り、数日間のPOP-UP STOREをすることになりました。販売スペース以外は目隠しでカーテンで囲いたいのですが、テレビのセットみたいな壁を建てられますか」↓
展示会のブースのような感じのものを作れば良いのかな?
と漠然としたイメージからスタートした大道具さん的なPOP-UP装飾の仕事の事例をご紹介します。
目次
- 現調してわかる現実の問題
- プラン建てで重要なのはなにより安心安全
- 現実の設営は想像よりもビッグに感じました!
- 完成〜まとめ
現調してわかる現実の問題
まず、現調するまでは、床と天井をつっぱれば簡易的にカーテンのかかっている空間が作れるかなーと思っていましたがこの考えは完全に甘かったです。なぜなら、
・防火対策上天井は50センチ空間を作る必要あり
・床に釘打ち他あとがつくのはNG
・倒壊などお客様に危険が及ぶのは絶対NG
・エスカレーターから壁の内側がなるべく見えてはいけない
・設営時間に制限があり営業時間中は音がでるのが絶対NG
・エスカレーターにつめる荷物の大きさを考えて荷物を運ぶ
などなど、クリアする問題がたくさんでてきました!
プラン建てで重要なのはやっぱり安心安全
当初は自立パネルの要領で壁の裏側に足を出して自立、そこにカーテンレールとカーテンをつけるという考えでしたがどうにも足が邪魔になりそうなのと壁の重量で前に倒れる不安が拭えませんでした。
そこで、壁は板張りにせず、木枠だけにすることに。裏側が見えるところにはターポリンを貼って見栄えをよくします。
さらに足の問題は、3つの壁が互いに支えあって自立、足元には1個30kgのウエイトを配置、さらに壁が倒れない厚み兼ウエイト置き場兼カウンターテーブルのような形の足を取り付けることにしました。
これなら支えの役割だけでなく販売スタッフさんがものを置いたり作業したりもできます。
なんども協議を重ねて職人さんたちがアイディアを出してくれてこのプランが完成しました。
倒壊する心配や防火法もクリアができてお客様もクライアントも我々も安心です。
現実の設営は想像よりもビッグに感じました!
8月某日の朝6時半スタート!運搬に1時間かかりました。10時半までに完了しなくてはいけません。
現場に到着するとクライアントが商品の箱とともにカーテンとサイズ説明を置いてくれています。
このスペースに工事していくんですね、まずは仮囲いをはずし、木枠を並べていきます。
組み立てた木枠にターポリンをかぶせて…
タッカーして立てるとこんなに綺麗な壁ができました!
次は正面の台の作成をして…
ウエイトとカーテンをつけました!
正面の幅6メートルは大迫力です!
エスカレーターから見た感じも良い感じです。
ここに什器やさんが入り、クライアントがディスプレイします。
翌日が楽しみです^^
完成〜まとめ
エスカレーターからは少しだけ裏側が見えますが、すっきりしているので見苦しくありません。
正面はほとんどカーテンが見えませんが…
横からみるとこんな感じ。カーテンがバッチリ見えています^^
カーテンで囲まれていると、高級感がでますし、ミステリアスな感じがありとても素敵ですね^^
今回はクライアントがカーテンを用意してくださいましたが、カーテンのご用意から可能ですでこのディスプレイをやってみたい方はお気軽にご連絡ください。

ゲルポリ子@TAKI

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