こんにちは。ゲルポリ子@TAKIです。
2021年からMADOCAのTwitterに力をいれようということになり、3名体制で毎日投稿をしています。
ゼロからコツコツといいねと投稿を繰り返し、現在1500人近くの企業様と相互フォローになりました。
そんなこともあり、個人の投稿と同じように自社の商品をブログやSNSにアップして宣伝するのは誰でも簡単にできる時代になったと実感しております。
百貨店やファッションビルのテナントさんである、アパレル企業様も同じ様に毎日ブログやSNSに自社商品をアップして宣伝をしておられると思います。その時に素敵な撮影場所があったらいいなと思っておられることはないでしょうか。
今日は、ファッションビル内のある場所をテナントさんが自社商品をPRする用のフォトスポットにも使えるように進化させるお手伝いをさせていただいた事例をご紹介させていただきます。
目次
- フォトスポットに階段の踊り場の壁を利用。その理由は?
- 階段の踊り場の装飾で気をつける3つのポイント
- 柄がないなら作ろう!材質の異なる2つの壁紙シート
- まとめ
フォトスポットに階段の踊り場の壁を利用。その理由は?
まず、フォトスポットの企画は、テナントさんからデベロッパーの企画担当者様に館内に撮影スポットが欲しいという声上がったのがきっかけです。
そこで、ご担当者がそれならばと館内に撮影スタジオの背景画のような場所を作ったらいいのではないか!と当社にお声がけいただきました。
今回のフォトスポットのロケーションはこちらのファッションビルの階段の踊り場です。
(フォトスポットとして変化する前の写真です。このままでも白背景の写真を撮るときには使えますが・・・。)
この場所なら開店前、閉店後は人通りが激しくないので撮影していても通行人の邪魔にならず、撮影にも集中できます。
しかも床や壁の面積が大きいので、頭から足先までのコーデを見せられたり、ラックごと運んできて撮影したりもできてフォトスポットにぴったりの場所ではないでしょうか。
階段の踊り場のシート装飾で気をつけたい3つのポイント
階段の踊り場での施工は初めてだったので、事前にロケーションの調査をしました。
それでわかった、気をつけたい3つのポイントをご紹介します。
もしよければ今お考え中のフォトスポットと比較してみていただければと思います。
1.フォトスポットとして安全かどうか
今回のデザインは階数表示サインの壁を使って、右と左に2種類の柄を並べて見せたいというご要望でした。しかし、それだと下り階段側で撮影したときに、撮影者が思わず後ろに下がった場合にうっかり転落してしまい危険です。
そこで、上り階段側の左半分の壁と階段横の壁にフォトスポットを作ることにしました。結果として転落などの危険性は少なくなりました。
もちろんシートは防炎認定のシートを使っています。
2.もともとの内装を崩さない
階段の踊り場なので階数表示などのサインがあります。
ちょうど貼りたい部分に階数表示サインが埋め込まれていました。
取ってしまうと元にもどらない可能性があるので、維持しつつ壁紙を設置することにしました。
階数表示の部分は、数字を抜く、デザイン上で世界観を崩さないようにするなどの工夫をしました。
3.はがれにくいがはがすこともできる
そもそも当社にご依頼いただいたのが、はってはがせるシートが得意だからなのですが、やっぱり2〜3年は持たせたいというご希望がでてきました。
防炎で壁に貼れて剥がす方法もある素材…化粧板シートを使って施工することにしました。
また少し壁がボコボコしているので、端の方を中心に化粧板シート用のプライマーで下処理もしました。
プライマー処理をすることで剥がれにくくなっています。
剥がす時には、下地の塗装は塗り直す必要はありますが、壁を作り直すなどの大きな工事は必要ないはずです。
柄がないなら作ろう!材質の異なる2つの壁紙
防炎性があり装飾のしやすい化粧板シートはダイノックをはじめとしてたくさんの種類があるので、既製のものを使いたかったのですが今回は柄が無くて…無いなら作ってしまおうということで、やってみました。
1.ナチュラルな印象の白レンガ
レンガの柄はダイノックであるのですが、白いレンガで大きさが希望のものがなかったので写真素材から作成しました。また、少しざらっとした質感が欲しかったのでベースは白いダイノックシートを使用して、インクジェットで印刷しました。ポイントは階数表示の部分にレンガがかからないようにさけたデザインにしています。そして、壁の右半分を元の白壁のまま残しています。
2.高級感のある大理石
大理石柄もレンガ同様にダイノックシートでありますが、柄が細かくて色味が濃いのが気になるとのことで、写真素材を組み合わせて作成しました。さらに大理石のツルっとした質感が欲しかったので印刷後マットラミネートをかけ近い質感にしてます。
そして、いずれのデザインでも共通に意識したのは撮影時に反射や映り込みが無いようにすることでした。
現在、どちらも人気のフォトスポットなって、テナントさんに喜んで使っていただいています。
まとめ
上の写真が新しく生まれ変わったフォトスポットの写真です。館内のフォトスポットのおかげで、テナントさんがバリエーション豊かな写真を撮ることができ、それを見たお客様が素敵と感じ、お店に来てくれる…そんな皆が喜ぶきっかけをもっと作れたらいいなと思っております。
もしご興味がございましたらお気軽にご連絡ください!
ゲルポリ子@TAKI
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