こんにちは。つい先日まで半袖+クーラーの日々だったのに、一雨ごとに寒くなっていき暖かい飲み物がありがたい季節になってきました。
気づけば年末が見えてきて、そろそろバレンタイン装飾を具体的に考える頃かと思います!
今日はガラスケース内に収まる大きさながらも華やかで動きのあるオリジナルバレンタインハートオブジェ制作のご紹介をします。
- イメージの共有とサイジングのためのモックアップ
- 材料の選定と制作手順の整理
- 完成
- まとめ
イメージの共有とサイジングのためのモックアップづくり
12月の初旬に「バレンタイン演出用のオブジェを検討してます」とご連絡をいただきました!
お話を聞きながらイメージを落書きして固めていきます。
こんな絵でもだんだんと具体性ががでてきて、大きさはどのくらいだろうか、ガラスケースの中の高さは、ならばハートの大きさはどのくらいで、印刷にするか色紙を使うか、どんな色味が良いかなどどんどんイメージが固まっていきました。
一度会社に持ち帰り作ったモックアップがこちらです↓
ベースとなる大きなハートを2枚用意して、ポップスタンドに差し込めるように下駄をはかせます。
その下駄部分にガーランドをつるして表から吊り元が見えないようになっています。
材料の選定と制作手順の整理
小さいハートを単純に貼っただけだと平坦で子供っぽい印象になるかもしれないとのことで、中心線で折った2つのハートを左右対称に貼っていき、折った部分を起こして立体的な雰囲気を出すことにしました。そのため両面に色がある状態が望ましいので、両面印刷にするか色紙を使うかという選択がありました。
両面印刷にすると色やデザインをある程度自由に決められるので良いのですが、UV印刷だとインクが割れる、PP加工等するとコストがかかるなどの懸念がありました。
ということで、今回は色や厚みが豊富なTAKEOさんのタントから選んで加工することになりました!
小さいハートは濃淡を出すために鮮やかな赤と暗めの赤の2色、ベースは暗めの色の方です。
こちらをハートの形にしていきます。
ハート何枚でいくらという見積もりになるので、お客様が緻密な組立図を作ってくださいました!
こちらに則って慎重に組み立てます!
いよいよ完成!
実際にできたオブジェがこちらです↓
奥行きとボリュームがあり豪華な感じになりました!
ガーランドがくるくる回ってしまうかな?と心配でしたがありましたが、ガーラーンドも2枚重ねにして、見えないように間にテグスを通しているので、それが適度な重さとなってストンと垂れてくれいました。
ガラスケース内に収まったオブジェはこちらです↓
小さなハートが集まってできた大きなハートからハートが溢れるようにガーランドがたらしてあり、その先にさらにハートが散ってロマンチックな演出となっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
その後ホワイトデーバージョンもご依頼いただきました。
卓上スタンドポップだと背が高すぎた感じがあったので、今回は特製のアクリルスタンドを使用してちょうど良い高さに。女性的なガーランドはやめて、サイズダウンしながら個数を増やしてレイヤーを感じる装飾になっています。
3月ということで黄色が春の歩みも感じられるやさしい装飾ですね。
こういったオブジェはほぼ手作りのため、大量同時生産は難しいですが、主要店などの装飾でスペシャルオブジェをお考えの方はぜひお問い合わせください。

ゲルポリ子@TAKI

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