超便利！イラレで描いたイラストを一瞬で手描き風にみせる機能

先日、家の近くに念願のコンビニがオープンし、ウキウキがとまらないカザマックスです。

コンビニってとても便利ですよね。「ちょっと小腹が空いた…」「アレ買い忘れた！！」
そんなときにすぐに行って、大抵のものが手に入ります。私はとっても助かっています。

そう、便利なものはどんどん使っていきましょう！
ということで、今回はAdobe社のベクターイメージ編集ソフト「Illustrator」（以下、イラレ）を使ってイラストを描きはじめたけれど「もう少しステップアップしたい！」という方向けに、一瞬で手書き風なイラストにする便利機能についてお話ししたいと思います。

まずはそのイラスト…Illustratorで描く？手描きで描く？！
Illustratorの便利機能を使って一瞬で手描き風なイラストにする方法
まとめ

まずはそのイラスト…Illustratorで描く？手描きで描く？！

「イラレで描いたイラストを一瞬で手描き風にみせる」
“そんなの最初から手描きでかけばいい話でしょ！！”と思う方もいるかもしれませんが、まずはなぜ「イラレで描いたイラストを一瞬で手描き風にみせる」ことが必要なのか？というお話しから。

私は店舗装飾専門のウィンドウシールショップ「デコラヒロバ」チームの一員として、シールのデザインをしたりイラストを描いています。
イラストを描く方法は色々とあるかと思いますが、私が描くときは下絵をもとにイラレのペンツールで描いていくか、手描きで描いたイラストをスキャナで取り込み、イラレのライブトレース機能を使ってベクター化します。

どちらの方法で描くか？という判断基準は…

llustrator

きちっとした印象のイラストにしたい。同じようなイラストをポーズ違いでたくさん描く必要があり、「タッチを揃えたい」「イラストをコピーして一部を直して使いたい」。

手描き

優しい親しみやすい印象のイラストにしたい。簡単に描きあげたい（下絵をイラレのペンツールで描き直す必要がない）。

ですが、ときどき困ってしまうのが、手描き風にしたいけど何個もポーズ違いの絵を描かなくてはいけない！そのタッチをきちっと揃えたい！こういった場合です。

そんなときに是非使ってほしいのが【llustrator】と【手描き】のいいとこどり、
「イラレで描いたイラストを一瞬で手描き風にみせる」というイラレの便利機能なのです！

Illustratorの便利機能を使って一瞬で手描き風なイラストにする方法

まずは基本のイラストを下絵をもとにイラレのペンツールで描き、色をつけます。
デコラヒロバ_ママのイラスト
こちらは家族のイラストの“ママ”です。もっと手描き風の優しい雰囲気にしたいなと思いました。
そんなときに使いたいのが、イラレの便利機能「ラフ」です。ツールバーから「効果」→「パスの変形」→「ラフ」と選択します。

手描き風にみせるIllustratorのラフ機能
最初はサイズを「入力値の0.1mm」、詳細を「100/inch」に、ポイントを「丸く」にしてプレビューにチェックをいれます。

ラフ機能_基準値

この数値を基準に少しずつ変えてラフ具合を調整していき、ちょうどいいところで「OK」をクリックします。

ラフ具合の調整
拡大してみると線にペンで書いたようなにじみ感・ラフ感がでています。このとき、「目の部分がちょっとやりすぎかな…」と、調整したいパーツがでてきました。

パーツの微調整で完成まであと少し

そんなときはパーツごとに選択してコピーし、同じ位置にペーストし直してから個別に微調整してみてください。気になるパーツを調整し終えたら、イラストの完成です。

不自然なパーツは微調整

ラフ機能を使う前と後を比べるとラインににじみがでてやわらかい手描き風の雰囲気になっています。

ラフ機能前後比較

そして忘れないでほしい、この機能を使う最大のメリット！！「ポーズ違いのイラストがすぐに描ける」。

女性を丸ごとコピーして手の部分だけ描きかえれば、簡単に赤ちゃんを抱っこしたイラストにもできます。手描きで一から同じように描き直すより簡単だし、早いですよね！
ママのイラスト_バリエーション

まとめ

「llustrator」はバージョンアップするごとに色々な機能が追加されています。
私自身もそうですが、それに気がつかず便利な機能を使いこなせていなかったりすることもあるかと思います。
イラストを少しでも手早く、プロっぽく仕上げるポイントはほんのちょっとしたことだったりするので、
みなさんも「超便利！イラレで描いたイラストを一瞬で手描き風にみせる機能」をぜひ試してみてください。

デコラヒロバ_家族イラスト